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複写機組立て職種は廃止に~技能検定職種の統廃合で検討会が報告書~

厚生労働省の「技能検定職種の統廃合等に関する検討会」(座長・北浦正行公益財団法人日本生産性本部参事)が報告書をまとめた。
 26年度は、平成21年1月に取りまとめられた「技能検定の職種の見直しに関する専門調査委員会報告書」で示された統廃合等の判断基準の要件に該当する「製版」と「複写機組立て」の2職種について検討を行った。
 その結果、製版職種については、平成27年度の検定試験は休止とし、平成28年度に実施する検定試験の受検者申請数などの状況を評価したうえで、改めて検討を行うとしている。
 複写機組立て職種については、過去6年間(20~25年度)の平均受検申請者数が93人と少ないこと、複写機の組立工場が全て海外に移転しており、国内において複写機を組み立てる技能が必要ないことが示されたこと、関係業界団体及びその傘下の企業より、廃止の了解が得られていることなどから、職種廃止とすべきであるとしている。なお、職種廃止の場合には、最終試験の実施にも配慮すべきとしている。