25年４月～12月の労災保険給付の支払状況

～前年同期比1.4％減の5891億円～

厚生労働省は、平成25年度の労災保険事業の保険給付支払状況をまとめた（25年12月末現在。速報値）。それによると、25年４月～12月における保険給付支払額は5890億6170万円となっており、前年同期と比べて1.4％減少している。

保険給付支払額を給付種類別にみると、最も多いのは年金等給付の3122億５万円（全体の53.0％）、次いで、療養補償給付1645億6622万円（同27.9％）、休業補償給付757億53万円（同12.9％）、障害補償一時金245億4361万円（同4.2％）などの順となっている。

また、業種別にみた保険給付支払額では、最も多いのは建設事業の1787億874万円（全体の30.3％）、次いで、その他の事業1525億3716万円（同25.9％）、製造業1491億562万円（同25.3％）の順となっており、これら３業種で全体の８割以上を占めている