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死亡者数は前年より27人増加し1057人
2015.05.08
厚生労働省がまとめた平成26年の労働災害発生状況にとると、昨年1年間の労働災害による死亡者数は1057人となっており、前年(1030人)と比べ27人(2.6%)の増加となった。 死亡者数を業種別にみると、最も多いのは建設業の377人(全体の35.7%)、次いで、第三次産業259人(同24.5%)、製造業180人(同17.0%)、陸上貨物運送事業132人(同12.5%)の順となっている。
次に、死傷災害(死亡災害及び休業4日以上の災害)についてみると、死傷者数は11万9535人となっており、 前年(11万8157人)と比べ1378人(1.2%)の増加となった。業種別にみると、最も多いのは第三次産業の5万2385人(全体の43.8%)、次いで、製造業2万7452人(同23.0%)、建設業1万7184人(同14.4%)、陸上貨物運送事業1万4210人(同11.9%)の順となっている。
なお、死亡者数、死傷者数ともに2年ぶりの増加となった。
業種 | 平成26年 | 平成25年 | 対25年比較 | |||
死亡者数(人) | 構成比(%) | 死亡者数(人) | 構成比(%) | 増減数(人) | 増減率(%) | |
全産業 | 1,057 | 100.0 | 1,030 | 100.0 | 27 | 2.6 |
製造業 | 180 | 17.0 | 201 | 19.5 | -21 | -10.4 |
鉱業 | 13 | 1.2 | 8 | 0.8 | 5 | 62.5 |
建設業 | 377 | 35.7 | 342 | 33.2 | 35 | 10.2 |
交通運輸事業 | 17 | 1.6 | 16 | 1.6 | 1 | 6.3 |
陸上貨物運送事業 | 132 | 12.5 | 107 | 10.4 | 25 | 23.4 |
港湾運送業 | 5 | 0.5 | 6 | 0.6 | -1 | -16.7 |
林業 | 42 | 4.0 | 39 | 3.8 | 3 | 7.7 |
農業、畜産・水産業 | 32 | 3.0 | 29 | 2.8 | 3 | 10.3 |
第三次産業 | 259 | 24.5 | 282 | 27.4 | -23 | -8.2 |