27年４月～10月の労災保険給付の支払状況～前年同期比2.0％減の約4594億円～

厚生労働省は、平成27年度の労災保険事業の支払状況をまとめた（27年10月末現在の速報値）。それによると、27年４月～10月における保険給付支払額は4593億7706万円となっており、前年同期と比べ2.0％減少している。
　保険給付支払額を給付種類別にみると、最も多いのは年金等給付の2428億6666万円（全体の52.9％）、次いで、療養補償給付1316億2130万円（同28.7％）、休業補償給付576億8276万円（同12.6％）、障害補償一時金181億4972万円（同4.0％）の順となっている。
　また、業種別にみた保険給付支払額では、最も多いのは建設事業の1363億8778万円（全体の29.7％）、次いで、その他の事業1245億1468万円（同27.1％）、製造業1153億7015万円（同25.1％）の順となっており、これら３業種で全体の８割以上を占めている。