５人未満の事業所の月給は前年比0.4％減の19万1269円～厚労省・27年毎勤統計特別調査結果～

厚生労働省は、平成27年「毎月勤労統計調査特別調査」の結果をまとめた。
　この調査は、同省が年１回、規模１～４人の事業所を対象に７月分の賃金、労働時間などについて実施しているもの。
　調査結果によると、平成27年７月における月間決まって支給する現金給与額は19万1269円で、前年（19万2120円）と比べ0.4％減となり５年ぶりに減少した。男女別にみると、男性が26万966円（前年比1.2％増）、女性が13万9524円（同0.8％減）となっている。
　主な産業別の賃金をみると、建設業24万8722円（前年比1.5％減）、製造業21万5219円（同1.4％増）、卸売業，小売業19万1820円（同1.1％減）、宿泊業，飲食サービス業10万2375円（同4.6％減）などとなっている。
　次に、労働時間についてみると、27年７月の出勤日数は20.4日で、前年より0.3日減少した。これは、規模５人以上の事業所と比べると0.9日多い。また、通常日１日の実労働時間は7.0時間で、前年より0.1時間減少した。男女別では、男性7.8時間、女性6.5時間となっている。