調査・統計
相談内容は「いじめ・嫌がらせ」が4年連続トップ~27年度・個別労働紛争解決制度施行状況~
2016.06.08
厚生労働省は、平成27年度の個別労働紛争解決制度施行状況をまとめた。それによると、全国約380ヵ所の総合労働相談コーナーに寄せられた相談件数は103万4936件となっている。このうち、民事上の個別労働紛争に関するものは24万5125件。これを26年度と比べると、相談件数は0.2%の増加、民事上の個別労働紛争の相談件数は2.6%の増加となっている。
民事上の個別労働紛争の相談内容の内訳は、いじめ・嫌がらせに関するものが4年連続でトップとなり6万6566件(全体の22.4%)、ほかでは、解雇に関するものが3万7787件(同12.7%)、自己都合退職に関するものが3万7648件(同12.7%)などとなっている。
また、同制度にかかる都道府県労働局長による助言・指導申出件数は8925件で前年度と比べ5.8%の減少、紛争調整委員会によるあっせん申請件数は4775件で同14.7%の減少となっている。