政策
賃金不払残業での是正支払額が1年間で約446億円〜厚労省・29年度の是正結果〜
2018.08.10
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厚生労働省は、平成29年度における賃金不払残業に係る是正結果をまとめた。
今回まとめられたのは、全国の労働基準監督署が、賃金不払残業に関する労働者からの申告や各種情報に基づき
企業への監督指導を行った結果、平成29年4月から30年3月までの期間に不払いだった割増賃金が各労働者に
支払われたもののうち、その支払額が1企業で合計100万円以上となった事案について。
それによると、是正対象企業数は1870企業(前年度比521企業増)、対象労働者数は20万5235人(同10万7257人増)、
支払われた割増賃金の合計額は446億4195万円(同319億1868万円増)となっている。
企業数は3年連続の増加、対象労働者数と是正支払額は2年連続の増加となった。
これを業種別にみると、企業数が最も多いのは製造業の412企業(全体の22.0%)、次いで、商業372企業(同19.9%)、
保健衛生業240企業(同12.8%)の順となっている。
対象労働者数が最も多いのは運輸交通業の6万9469人(全体の33.8%)、次いで、製造業5万6190人(同27.4%)、
保健衛生業2万3776人(同11.6%)の順となっている。
是正支払額が最も多いのは運輸交通業の224億598万円(全体の50.2%)、次いで、製造業91億4210万円(同20.5%)、
保健衛生業47億7547万円(同10.7%)の順となっている。
詳しくはこちらまで(厚生労働省のホームページに移動します)。