要約

“中小企業の経営者必見！”
人手不足や採用難が叫ばれる昨今、人材の確保は企業にとって大きな課題となっています。「募集はしているけれども応募が来ない」「やっと採用できたと思った矢先に辞められてしまう」といったお悩みについて、「人を大切にする経営学会」に所属する社会保険労務士が分かりやすくお答えします。注目が集まるハローワーク求人票の書き方をはじめ、履歴書の見かた、面接前の準備・面接本番の心得などのちょっとした“コツ”について、今すぐ実践できるノウハウが盛りだくさんです。また、採用後に末永く勤めてもらうためのポイントについても紹介します。

目次

はじめに
第１章　人が集まらない、すぐ辞める
１ なぜ採用がうまくいかないのか
２ 辞められない工夫が採用力強化の第一歩
３ 小さな会社はほどほどの人を採用するのが現実的
４ これが中小企業でもすぐに実践できる川越式採用手順

第２章　応募者がグンと集まる求人票の“かくし味”
１ 求職者が「これだっ！」とひざを打つ求人票
２ 仕事の内容は素人にも分かるように記載する
３ 賃金は世間並みのちょっと上に設定する
４ 労働時間・休日で働きやすさを伝える
５ ４つの自由記載欄で求人票の魅力をグンと高める
６ 応募条件・選考手順などをハッキリと明示する

第３章　ミスマッチを防ぐ面接前の“かくし味”
１ 書類選考は第２次面接のつもりで取り組む
２ まずは履歴書全体をサッと見回す
３ 学歴・職歴を過大評価しない
４ 学歴・職歴以外はこう見る
５ 面接日の連絡は早く正確に行う
６ 応募者アンケートで第３次面接を行う

第４章　応募者に二度惚れさせる面接日の“かくし味”
１ 当日は大切なお客様を迎えるつもりで準備する
２ 面接前に面接を始める
３ 質問は基本的なものから始める
４ 核心的な質問は掘り下げ、気持ち良く終了する
５ 帰り際の手土産で選考辞退の防止策を打つ
６ 一通のハガキで翌日に「まさか」の感動を届ける

第５章　採用の精度を高める無い提示の“かくし味”
１ 採用内定の判断は３つの視点で行う
２ 採用内定・不採用の通知はテキパキと行う
３ 条件を変更して契約する場合は手順を踏む
４ 内定時の打ち合わせは必ず行う
５ 第二の人生組には転職したことを理解してもらう
６ 受け入れ準備は前日までに完了しておく

第６章　定着率を高める採用時の“かくし味”
１ 採用日はこの３つから始める
２ 採用日に“三日三月三年”対策を打つ
３ 先輩社員をねぎらい新入社員を定着させる
４ 歓迎会で人間関係をグンと深める
５ 身元保証人さんへ身元保証引き受けのお礼を伝える
６ 採用挨拶状で家族を味方につける