要約

近年の建設業における労働災害による死亡者数の減少傾向を受け、それに伴い、現場で働く作業者や職長、元請、事業者に「災害を知らない」、「経験したことがない」といった人達が増えています。労働災害の減少は喜ばしいことですが、一方で、危険に対する感受性が鈍ってきているとの指摘もあります。
本書は、建設現場で実際に発生した災害事例をイラストで紹介するとともに、その原因や対策を解説しています。建設業の労働災害は、類似災害の繰り返し型が多く発生しています。本書を安全教育用テキストとしてご活用していただき、同じ災害の再発防止に役立ててください。

目次

〔主な内容〕
●足場からの墜落等
●開口部からの墜落
●脚立からの墜落・転落
●可搬式作業台（立ちうま）からの墜落・転落
●移動式室内足場（セーフティベース）からの墜落・転落
●はしごからの墜落・転落
●鉄骨からの墜落
●トラック荷台からの転落
●つり荷の落下等による災害
●くい打ち機等による災害
●コンクリートポンプ車による災害
●荷等の倒壊
●地山の崩壊
●カッターによる切創