企業経営を誤らない、「同一労働同一賃金」の具体的な進め方
カテゴリー | ー ビジネス・経営 |
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著者 | 二宮 孝 |
編者/編著者/編集 | |
監修 | |
発行 | 労働調査会 |
発行日 | 2020-12-14 |
判型/頁数 | A5判/240頁 |
価格 | 2,200円(税抜価格2,000円) |
送料 | 【1部 330円税込】 ご注文の合計部数により料金を設定しています。詳細はこちらまで |
ISBN | 978-4-86319-802-9 |
備考 | |
制作 |
要約
〇いよいよ令和2年度(中小企業は令和3年度)から同一労働同一賃金が適用され、
これからの日本の人事賃金制度は、職務分析・職務評価の推進、浸透が避けられません。
〇しかしながら、大企業でもいまだに手探りの状況です。
一方で派遣社員に対する賃金処遇制度の改正についても、
現場サイドでは相当の混乱を招いているようです。
このように中堅・中小企業の経営者、人事担当者にとってはいまだに着地点が見えない
「同一労働同一賃金」ですが、本書を読むことで現状をより深く理解できるように、
企業経営の現実を見据えながらわかりやすく解説します。
職務(役割)評価・3つの事例(パート・シニア・専門契約社員)
・項目別のQ&Aによって、まさに今、取り組むべきことが見えてきます!
目次
目次
第1章 同一労働同一賃金の導入に向けて
1.何が変わり、何を実行すべきか
2.ガイドラインをどう読むか
第2章 職務(役割)評価
1.職務(役割)評価
2.職務評価項目の洗い出し(一般的な中堅・中小企業の場合)
3.評価段階の設定
4.評価段階から点数化へ
5.課業調査から進める職務評価
第3章 賃金制度
1.諸手当の見直し
2.体系全体からとらえる賃金
3.基本給の見直し
4.賞与制度の再設計
5.退職金制度の再設計
第4章 人事評価制度
1.これからの人事評価制度
2.評価制度設計の進め方
3.評価の区分設定
4.成績・業績評価の設計
5.職務行動評価基準の見直し
6.多面評価
7.正社員への登用制度
第5章 事例からみた新しい展開
事例1.パートタイマー(扶養範囲内での勤務を希望する近隣の主婦)のケース
1 パートの人事制度の考え方
2 パートの賃金制度の設計
3 パートの人事評価の設計
4 有期から無期契約への転換制度
5 パートの森山さんへのインタビューより
6 住田部長の談話より、今後の課題について
事例2.定年後再雇用制度(シニア制度)のケース
1 シニアの人事制度の考え方
2 労働時間
3 賃金制度の設計
4 シニアの人事評価の設計
5 木田部長の談話より、今後に向けて
事例3.専門契約社員のケース
1 専門契約社員の人事制度の考え方
2 専門契約社員の賃金制度の設計
3 専門契約社員の人事評価の設計
4 大村部長の談話より、今後の課題について
第6章 Q&A集
1.基本的なスタンス
2.基本的な人事制度
3.職務評価
4.人事評価(人事考課)について
5.賃金等処遇について
6.退職金について
7.零細企業の場合について
8.移行の進め方
9.在宅勤務について
第7章 最高裁判例からまとめ
1.関連する重要最高裁判例から
2.2020年最高裁判決を経て、「同一労働同一賃金」を自社の経営にどう活かしていくべきか?