安全はマネジメント ~リスクアセスメントの活かし方~
カテゴリー | ー 労務管理-労働実務全般 |
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著者 | 濱田 勉 |
編者/編著者/編集 | |
監修 | |
発行 | 労働調査会 |
発行日 | 2021-6-25 |
判型/頁数 | A5判/312頁 |
価格 | 1,760円(税抜価格1,600円) |
送料 | 【1部 330円税込】 ご注文の合計部数により料金を設定しています。詳細はこちらまで |
ISBN | 978-4-86319-847-0 |
備考 | |
制作 |
要約
本書の著者である濱田勉氏は長年にわたり、リスクアセスメントを様々な角度から解説し、これまでに4冊の書籍を発刊しています(いずれも小社から刊行)。
5冊目となる本書はリスクアセスメント解説本となりますが、リスクアセスメントと経営(マネジメント)という今までにない視点からアプローチをした一冊です。
読み進めていく過程で、トップの強い方針はもとより、安全衛生に対する本質的な理解なくしてはリスクアセスメントを進めることはできないということ、
生産性や品質の向上など、リスクアセスメントの考え方があらゆる事業活動に密接につながっていることが理解できる1冊です。
目次
はじめに
序章 ~慣れ親しんだ文化~
第1章 安全の定義とリスクアセスメント
「安全」の受けとめ方
安全の定義(前編)
リスクの定義
危険源とは
日常で関わる危険源 ~無害な物質は存在するか~
リスクの要素と用語 ~災害発生のシナリオから~
安全の定義(後編) ~リスクを許容する~
リスク評価と許容 ~どこまでが許容されるか~
解説 ~リスクアセスメント指針で注意したい用語~
リスクアセスメントの全体像(本書解説の全体像)
第2章 リスクアセスメントの準備
自主的な安全衛生活動とは
呪縛からの解放
危険源と作業の関わり調査
作業把握方法の確立
業種や業態で異なる作業把握の考え方
危険源の特定とは
【リスクアセスメント指針に基づく解説】
特定すべき危険源を明確に
特定する危険源の空間的範囲
【参考】「フォークリフトの転倒」が発生する危険源
第3章 リスク見積り
記録シートに「○○して○○なる」は不要
点数付けは必要ない?
【技術解説】本書が採用する見積り基準と一般的な基準
「危険源の特定」の実際
「リスク見積り」の実際
気になる「対応策の検討」は、もう少し先で・・・
足りない情報を部署間で補い合う
デジタル化の推進
第4章 「評価に基づく」対応策の検討
リスクバランス ~リスク評価と経営~
対応策検討順序の考え方
その危険源は必要か ~対策検討順序①a~
その作業は必要か ~対策検討順序①b~
発生確率を下げる ~対策検討順序②~
管理的対策には「管理」が必要 ~対策検討順序③~
ヒヤリハットをリスクアセスメントへ活かす
安全確認型の制御と正しく止めること
包括的な設備基準へ
第5章 リスクアセスメントと経営
人手不足とマネジメント
作業把握は事業活動そのもの ~働き方改革も同じ~
ISOの本質へ ~目的を忘れた仕組みたち~
「2S」と「3定」と作業把握
タダほど高いものはない ~コスト削減から最適化へ~
すべての理解を求めない ~安全衛生部署の管理~
安全衛生部署が心がけたい三つの要素
トップの決意と方針表明 ~安全はマネジメント~
巻末資料 危険源の具体的な表現とリスト化
機械的な危険源
電気的な危険源
熱的な危険源
騒音や振動による危険源
材料及び物質による危険源
滑り、つまずき、墜落の危険源
人間工学の危険源(ヒューマンエラーの危険源など)
その他の危険源