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調査・統計

令和3年度の石綿関連疾病の労災支給決定は1075件~厚生労働省まとめ~



厚生労働省は、令和3年度における石綿による疾病に関する労災保険給付などの
請求・決定状況(速報値)をまとめた。
それによると、石綿(アスベスト)による肺がん、中皮腫などの労災保険給付の請求件数は
1274件(石綿肺を除く)となっており、前年度(1085件)と比べ189件(17.4%)の増加となった
(前年度の件数は確定値。以下同じ)。
これを疾病別にみると、肺がん526件(前年度408件)、中皮腫656件(同615件)、良性石綿胸水31件(同20件)、
びまん性胸膜肥厚61件(同42件)となっている。
次に、支給決定件数(当該年度以前に請求があったものを含む)は1011件(石綿肺を除く)となっており、
前年度(1016件)と比べ5件(0.5%)の減少となった。
疾病別では、肺がん348件(前年度340件)、中皮腫578件(同607件)、良性石綿胸水22件(同22件)、
びまん性胸膜肥厚63件(同47件)となっている。
また、平成23年度から別集計を開始した石綿肺の支給決定件数が64件(前年度44件)となっており、
3年度の支給決定件数は合計で1075件となった。
詳しくはこちらまで(厚生労働省のホームページに移動します))。