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調査・統計

令和5年度の石綿関連疾病の労災支給決定は1231件~厚生労働省まとめ~


厚生労働省は、令和5年度における石綿による疾病に関する
労災保険給付などの請求・決定状況(速報値)をまとめた。
それによると、石綿(アスベスト)による肺がん、中皮腫などの
労災保険給付の請求件数は1304件(石綿肺を除く)となっており、
前年度(1361件)と比べ57件(4.2%)の減少となった(前年度の件数は確定値。
以下同じ)。
これを疾病別にみると、肺がん535件(前年度566件)、中皮腫664件(同696件)、
良性石綿胸水34件(同22件)、びまん性胸膜肥厚71件(同77件)となっている。
次に、支給決定件数(当該年度以前に請求があったものを含む)は1170件
(石綿肺を除く)となっており、前年度(1079件)と比べ91件(8.4%)の増加となった。
疾病別では、肺がん433件(前年度418件)、中皮腫642件(同597件)、
良性石綿胸水22件(同18件)、びまん性胸膜肥厚73件(同46件)となっている。
また、平成23年度から別集計を開始した石綿肺の支給決定件数が61件
(前年度61件)となっており、5年度の支給決定件数は合計で1231件となった。
詳しくはこちらまで(厚生労働省のホームページに移動します)。