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違反率は前年を0.2ポイント上回る10.5%に~厚労省・最低賃金の履行確保主眼の監督結果~


厚生労働省は、最低賃金の履行確保を主眼とする監督指導の結果をまとめた。
この監督指導は、毎年1月から3月にかけて実施しているもの。
令和6年の結果をみると、監督を実施した1万5485事業場のうち、
最低賃金支払義務違反があったのは1633事業場で、違反率は10.5%となった。
違反率は前年(10.3%)を0.2ポイント上回り、2年ぶりに上昇した。
違反事業場の認識をると、「適用される最低賃金額を知っている」61.9%、
「金額は知らないが、最低賃金を適用されることを知っている」32.2%、
「最低賃金が適用されることを知らなかった」5.9%となっている。
また、監督を実施した事業場の労働者(17万3558人)のうち
最低賃金未満の労働者数は4053人(2.3%)だった。