今春の大手賃上げ率は前年を1.73ポイント上回る5.33％～厚生労働省まとめ～

厚生労働省がまとめた令和６年民間主要企業の今春の賃上げ要求・妥結状況によると、
平均妥結額は１万7415円、賃上げ率は5.33％となり、前年実績（１万1245円、3.60％）を
額で6170円、率で1.73ポイント上回った。
調査は、原則として資本金10億円以上かつ従業員1000人以上の労働組合がある企業を対象とし、
妥結額等が把握できた348社について集計している。
産業別の妥結状況をみると、妥結額が最も高いのは、鉄鋼の３万7090円、次いで、
造船２万3057円、建設２万1548円、機械２万1385円、窯業１万8426円の順となっている。
一方、妥結額が最も低いのは、運輸の9826円、次いで、電力・ガス１万2841円、
紙・パルプ１万3439円の順となっている。
産業別にみた賃上げ率では、最も高いのは、鉄鋼の12.49％、次いで、造船6.53％、
機械6.45％、建設5.94％、サービス5.79％の順となっている。
一方、最も低いのは、運輸の3.25％、次いで、紙・パルプ4.39％、電力・ガス4.44％
の順となっている。
詳しくはこちらまで（厚生労働省のホームページに移動します）。