医療従事者の精神障害の労災認定事案の分析結果などを報告～６年版・過労死等防止対策白書～

政府は10月11日、「令和５年度 我が国における過労死等の概要及び
政府が過労死等の防止のために講じた施策の状況」（令和６年版過労死等
防止対策白書）を閣議決定した。
同白書は、過労死等防止対策推進法に基づき、国会に毎年報告を行う年次報告書で、
今回で９回目。
主な内容は、
（１）今年８月２日に閣議決定された「過労死等の防止のための対策に関する大綱」の
　変更経緯やその内容の報告
（２）同大綱に基づく調査分析として、医療従事者の精神障害の労災認定事案の分析結果、
　ＤＸ等先端技術担当者および芸術・芸能従事者の働き方の実態などを報告
（３）長時間労働の削減やメンタルヘルス対策、国民に対する啓発、民間団体の活動に対する
　支援など、令和５年度の取組みを中心とした労働行政機関などの施策の状況について詳細に報告
（４）今年４月１日から時間外労働の上限規制が適用された業種等に係る企業等における
　長時間労働削減等の働き方改革事例やメンタルヘルス対策、ハラスメント防止対策など、
　過労死等防止対策のための取組事例をコラムとして紹介
ーーとなっている。