産業医のための化学物質管理の実務

カテゴリー | ー 労働安全衛生法-産業保健 |
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著者 | 山本 健也 |
編者/編著者/編集 | |
監修 | |
発行 | 労働調査会 |
発行日 | 2025-3-21 |
判型/頁数 | B5判/186頁 |
価格 | 2,750円(税抜価格2,500円) |
送料 | 【1部 330円税込】 ご注文の合計部数により料金を設定しています。詳細はこちらまで |
ISBN | 978-4-86788-081-4 |
備考 | |
制作 |
要約
新たな化学物質管理では「情報伝達の強化」「リスクアセスメントの実施とその対応」を大きな主軸としている。
このうち、産業保健職の多くが主に関わるのは後者の「リスクアセスメントの実施とその対応」の部分であり、
職場のリスクアセスメントを支援し、その結果に対して適切な助言・指導をすることが期待されている。
本書は、新たな職場の化学物質管理にかかる法令改正の背景、危険性・有害性情報の理解およびその情報を基にした
リスクアセスメントの具体的な方法、その結果に基づく対処について記載している。
また、産業医が関わる可能性がある「リスクアセスメント対象物健康診断」について、
この新しい制度の基本的な考え方等について解説しており、実務に役立てることができる。
目次
第1部 化学物質の自律的な管理
〇第1章 職場の化学物質管理の新たな展開
〇〇1. 1 はじめに
〇〇1. 2 法令改正の背景
〇〇1. 3 職場の新たな化学物質管理の概要
〇〇1. 4 リスクアセスメントの運用に係る留意点
〇第2章 産業保健職と化学物質管理
〇〇2. 1 産業保健の守備範囲の変遷
〇〇2. 2 リスク要因と予見可能性
〇〇2. 3 産業医と化学物質管理の接点
〇〇2. 4 職場の化学物質における産業医のスタンス
第2部 新たな職場の化学物質管理と産業医の実務
〇第1章 ラベル・SDSの役割と職場での利活用
〇〇1. 1 化学物質の危険有害性の伝達ツール:ラベルとSDS
〇〇1. 2 ラベル・SDSを読むために知っておきたいこと
〇〇1. 3 職場におけるSDSのユースケース
〇第2章 リスクアセスメントの実務を知る
〇〇2. 1 リスクアセスメントの実施者とタイミング
〇〇2. 2 リスクアセスメントツールの種類
〇〇2. 3 その他のツールによる方法
〇〇2. 4 経皮ばく露のリスクアセスメント
〇第3章 リスクアセスメントの結果の解釈と対応
〇〇3. 1 有害性のリスクアセスメントの結果とその解釈の基本
〇〇3. 2 健康有害性のリスクアセスメント結果の解釈
〇第4章 化学物質管理における産業医の役割
〇〇4. 1 職場の化学物質管理における産業医との接点
〇〇4. 2 職場巡視における化学物質管理の視点
〇〇4. 3 衛生委員会での対応
〇〇4. 4 リスクコミュニケーションにおける産業医の支援
〇〇4. 5 労働者側のリスク要因の考慮
〇〇4. 6 事業場におけるがんの発生の把握の強化
〇〇4. 7 応急措置対応
〇第5章 リスクアセスメント対象物健康診断
〇〇5. 1 有害業務の健康診断について
〇〇5. 2 特殊健康診断とリスクアセスメント対象物健康診断
〇〇5. 3 リスクアセスメント対象物健康診断の実務
〇〇5. 4 実施頻度
〇〇5. 5 健康診断項目の検討
〇〇5. 6 リスクアセスメント対象物健康診断実施の継続の判断
〇〇5. 7 事前の準備と実施体制の整備
〇〇5. 8 事後措置
巻末資料
〇1.行政関係資料
〇〇資料1-1 労働安全衛生法及び労働安全衛生規則〈抄〉
〇〇資料1-2 リスクアセスメント対象物健康診断に関するガイドライン
〇〇資料1-3 リスクアセスメント対象物健康診断に関するガイダンス(暫定版)
〇〇資料1-4 リスクアセスメント対象物健康診断に関するQ&A
〇2.健康診断項目の設定に関する資料
〇〇資料2-1 労働安全衛生規則第592 条の8 等で定める有害性等の掲示内容について
〇〇資料2-2 「 労働安全衛生規則第592条の8等で定める有害性等の掲示内容について」に基づく、
〇〇〇〇〇〇〇有害物の有害性等に関する掲示内容における「おそれのある疾病の種類」及び「疾病の症状」の記載例
〇〇資料2-3 標 的健康影響に対する健康診断項目の例( リスクアセスメント対象物健康診断に係るガイダンス(暫定版)別紙2)
〇〇資料2-4 リスクアセスメント対象物健康診断個人票(安衛則 様式第24 号の2)
〇3.職場等啓発資料
〇〇資料3-1 厚生労働省リーフレット「リスクアセスメント対象物健康診断のしくみが始まります」
〇〇資料3-2 新たな化学物質規制に関するチェックリスト
〇4.その他の参考資料
〇5.情報源
〇6.用語集