安全衛生-シリーズ

安全は利益を生む-労働災害損失コストの算定法-(算定ソフトCD-ROM付き)

カテゴリー ー 安全衛生-シリーズ
著者
編者/編著者/編集 独立行政法人 労働安全衛生総合研究所 上席研究員 高木 元也 著
監修
発行 労働調査会
発行日 2012-05-30
判型/頁数 B5判/172頁
価格 1,650円(税抜価格1,500円)
送料 【1部 330円税込】
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ISBN 978-4-86319-238-6
備考
制作
現在庫: 在庫無し
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要約

労働災害によって多額の損害が発生することを作業者に教育する。そのことによって安全意識を高めることを狙った意欲作。労働災害による損失項目と損失コスト算出方法を示したうえで、実際に発生した14事例での損失コストを算定している。労働災害損失コスト算定ソフト(CD-ROM)を付属させたほか、ソフトの概要や使用マニュアルを掲載しており、ソフトを使った損失コスト算定がすぐにできる。

【目次】

はじめに

第1章 労働災害損失コスト算定の必要性

1.建設現場は労働災害がとても多い
(1)建設業は労働災害多発業種である
(2)土木工事では、こんな労働災害が多発!
(3)建築工事では、こんな労働災害が多発!
(4)リフォーム工事でも、こんなに労働災害が多発!
2.中小建設業者は多発している労働災害が発生しても「たまたま」ととらえがちだ
3.労働災害は企業経営に大打撃を与えるおそれがある
4.労働災害に伴う損失コストには経理上には表れないものも少なくない
5.安全対策にお金をかけたがらない経営者がいるが、それは大きな間違い
6.労働災害損失コストを算定してみよう!

第2章 建設会社のニーズ調査

~労働災害損失コストの算定ニーズなどを探る~

1.アンケート調査方法
2.アンケート結果
(1)労働災害損失コストを算定することの重要性
(2)労働災害損失コスト算定の重要性(自由意見)
(3)労働災害に伴う企業イメージの低下、社会的信用力の低下について
(4)労働災害損失コストの活用実態
(5)活用している労働災害損失項目は何?
(6)労働災害損失コストの算定ソフトの活用状況
(7)企業における労働災害損失コストの活用状況(自由意見)
(8)建設会社による労働災害損失コストの推計

第3章 労働災害損失項目と損失コスト算出方法

1.労働災害損失コストの算定範囲
2.労働災害損失項目
(1)直接的損失(直接費)
(2)間接的損失(間接費)
3.労働災害損失コストの算定方法
(1)労災保険料の増加額
(2)現場の生産性に関する損失
(3)人的損失
(4)営業活動等に関する損失

第4章 労働災害損失コスト算定事例

1.調査方法
2.調査項目
3.労働災害損失事例
事例1 シートパイル引抜き作業中のクリアパイラー落下による死亡災害
事例2 下水道管切断作業中の管挟まれ災害
事例3 鋼管柱つり上げ作業中の柱挟まれ災害
事例4 カーテンボックス撤去作業中の脚立の転倒災害
事例5 配管設置作業中のダクト上からの墜落災害
事例6 分電盤での電線接続作業中の感電災害
事例7 敷鉄板つり上げ作業中のクレーン挟まれ災害
事例8 鉄骨解体作業中の足場からの墜落災害
事例9 コンクリート配管清掃作業中の先端ホース激突災害(死亡等)
事例10 地中梁ふかし筋上からの墜落災害
事例11 覆工受桁上からの墜落災害
事例12 ローリングタワー手すり盛替え作業中の墜落災害(死亡)
事例13 掘削床整地作業中の土砂崩壊災害
事例14 一輪車での運搬作業中の墜落災害
事例15 基礎梁上移動中の墜落災害
事例調査結果一覧

第5章 労働災害損失コスト算定ソフト

1.労働災害損失コスト算定ソフト
(1)算定ソフトの設計
(2)算定ソフトの概要
(3)動作環境
(4)セキュリティの設定
(5)デザインモードについて
(6)インストール及びアンインストール
2.調査票
3.使用マニュアル

参考資料

労働災害損失事例調査票
1.元請会社用
2.下請会社用

■CD-ROM

労働災害損失コスト算定ソフト

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