24年度の労災支払額は前年度比0.8％増の7566億円

～厚生労働省・速報値まとめる～

厚生労働省は、平成24年度の労災保険事業の保険給付支払状況（速報値）をまとめた。それによると、24年４月～25年３月における保険給付支払額は7566億807万円となっており、前年同期と比べて0.8％増加している。

保険給付支払額を給付種類別にみると、最も多いのは年金等給付の3825億292万円（全体の50.6％）、次いで、療養補償給付2209億9851万円（同29.2％）、休業補償給付1030億1109万円（同13.6％）、障害補償一時金327億5146万円（同4.3％）などの順となっている。

また、業種別にみた保険給付支払額では、最も多いのは建設事業の2291億2875万円（全体の30.3％）、次いで、その他の事業1957億4986万円（同25.9％）と、製造業1921億5133万円（同25.4％）なっており、これら３業種で全体の８割以上を占めている。