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24年度の精神障害の労災認定は過去最多の475件

~厚生労働省まとめ~

厚生労働省は、平成24年度の「脳・心臓疾患と精神障害の労災補償状況」をまとめた。

それによると、「過労死」等事案(労働基準法施行規則別表第1の2第8号に係る脳血管疾患及び虚血性心疾患等)の労災請求件数は842件で、前年度(898件)と比べ56件(6.2%)減少した。また、業務上認定されたのは338件(当該年度内に業務上認定された件数で、当該年度以前に請求があったものを含む。以下同じ)で、前年度(310件)と比べ28件(9.0%)増加している。請求件数が前年度より減少したのは3年ぶり、また、業務上認定件数は2年連続の増加となっている。

次に、精神障害(労働基準法施行規則別表第1の2第9号に係る精神障害)についてみると、労災請求件数は1257件で、前年度(1272件)と比べ15件(1.2%)減少した。また、業務上認定されたのは475件で、前年度(325件)と比べ150件(46.2%)増加している。請求件数は4年ぶりに減少したが引き続き高水準で推移しており、また、業務上認定件数は3年連続の増加となり過去最多となっている。なお、精神障害に係る労災請求事案の場合、精神障害の結果、自殺(未遂を含む)に至った事案があるが、24年度は1257件中169件(うち業務上認定93件)となっている。