ホームヘルパーの平均月給は18万3843円

～介護労働安定センター調べ～

公益財団法人介護労働安定センター（久志実理事長）はこのほど、「平成24年度介護労働実態調査」の結果をまとめた。

この調査は、全国の介護保険サービス事業所約１万7000事業所及びそこで働く労働者約５万2000人を対象に昨年10月１日現在で実施したもの。有効回答率は事業所調査43.5％、労働者調査36.1％。

まず、事業所調査の結果をみると、賃金の支払形態別の平均額（所定内賃金）は、訪問介護員（いわゆるホームヘルパー）では、月給者18万 3843円、日給者7876円、時給者1202円となっている。また、介護職員（訪問介護以外の介護保険法の指定介護事業所で働き、直接介護を行う者）で は、月給者19万3253円、日給者7345円、時給者910円。１ヵ月の実労働時間数（平成24年９月）をみると、訪問介護員（正規職員）は133.6 時間、介護職員（正規職員）は160.0時間となっている。

次に、介護労働者の就業意識についてみると、現在の仕事を選んだ理由では（複数回答）、「働きがいのある仕事だと思ったから」が54.9％ と最も多く、次いで、「今後もニーズが高まる仕事だから」38.4％、「資格・技能が活かせるから」37.2％の順となっている。また、現在の仕事の満足 度（「満足」と「やや満足」の合計）をみると、「職業生活全体」では25.7％となっており、項目別で満足度が高いのは、「仕事の内容・やりがい」 54.1％、「職場の人間関係、コミュニケーション」47.0％となっている。