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派遣法改正案は廃案に
2014.06.27
6月22日に閉会した第186回通常国会に提出されていた「労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の保護等に関する法律の一部を改正する法律案」は廃案となった。また、「専門的知識等を有する有期雇用労働者等に関する特別措置法案」は継続審議扱いとなった。
特定労働者派遣事業の廃止などを内容として、26年3月11日に国会に提出された派遣法改正案は、国会での質疑などは行われず、審議未了により廃案となった。
また、専門的知識等を有する有期雇用労働者などについて、労働契約法に基づく無期転換ルールの特例を設けることを内容として、26年3月7日に国会に提出された有期雇用労働者特措法案は、衆議院厚生労働委員会で5月30日、6月4日に質疑を行い採決の結果、賛成多数で原案通り可決、同5日の同院本会議において同様に可決し、参議院へ送付された。しかし、参議院では質疑などは行われないまま会期末を迎え、会期末処理により継続審議となった。