立替払額は前年度比13.3％減の約152億円～25年度の未払賃金の立替払状況まとまる～

厚生労働省は、平成25年度の未払賃金立替払事業の実施状況をまとめた。それによると、25年度に立替払いを行ったのは、企業数が2980件（対前年度比7.2％減少）、支給者数が３万7143人（同7.6％減少）、立替払額が151億7329万円（同13.3％減少）となっている。

業種別にみた立替払状況は、企業数、支給者数、立替払額ともに製造業、商業の順に多く、企業数は、製造業621件（全体の20.8％）、商業594件（同19.9％）、支給者数は、製造業１万279人（同27.7％）、商業6800人（同18.3％）、立替払額は、製造業48億2800万円（同31.8％）、商業26億7100万円（同17.6％）となっている。

また、企業規模別にみた立替払状況は、企業数では30人未満が2635件（全体の88.4％）と圧倒的に多く、また、立替払額では30人未満が全体の53.4％の81億700万円となっている。