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前年同期より入職率は上昇、離職率はやや低下

~厚労省・24年上半期雇用動向調査結果~

厚生労働省は、平成24年上半期「雇用動向調査」の結果をまとめた。

それによると、24年上半期における労働移動者は、入職者が401万人(前年同期362万人)、離職者が369万人(同362万人)で、延べ労働移動者は770万人(同725万人)となり、入職者のうち転職入職者は227万人(同201万人)となっている。

これを率でみると、入職率は8.8%(前年同期8.2%)、離職率は8.1%(同8.2%)となっており、前年同期と比べると、入職率が0.6ポイント上昇し、離職率が0.1ポイント低下し、0.7ポイントの入職超過となった。入職率が上昇したのは3年ぶり、また、離職率は3年連続の低下となっている。

就業形態別の入職・離職の状況は、一般労働者は、入職者251万人(前年同期221万人)、離職者223万人(同219万人)、パートタイム労働者は、入職者151万人(同141万人)、離職者145万人(同143万人)となっている。入職・離職率では、一般労働者は、入職率7.2%(前年同期6.6%)、離職率は6.5%(同6.5%)、パートタイム労働者は、入職率13.7%(同13.2%)、離職率13.3%(同13.4%)となっている。

また、入職者のうち新規学卒者(進学した者であっても学業とは別に常用労働者として働いている場合を含む)は86万8000人(前年同期86万7000人)で、就業形態別では、一般労働者は72万8000人(同70万4000人)、パートタイム労働者は14万人(同16万3000人)となっている。

学歴別の入職者数は、大学・大学院卒39万5000人(前年同期39万4000人)、高専・短大卒5万7000人(同8万1000人)、専修学校卒(専門課程)11万9000人(同9万5000人)、高校卒28万4000人(同27万7000人)となっている。