インフォメーション

ニュース

25年度から5ヵ年間の労災防止計画が来月公示に

~労政審・第12次労働災害防止計画について答申~

労働政策審議会(会長・諏訪康雄法政大学大学院政策創造研究科教授)は2月15日、同14日に厚生労働省から諮問されていた「第12次労働災害防止計画(案)」について、これを同審議会安全衛生分科会(分科会長・相澤好治北里研究所常任理事)で審議した結果、「厚生労働省案は妥当と認める」とする答申をとりまとめ、田村厚労相に提出した。

「労働災害防止計画」は、昭和33年からこれまでに11次にわたって策定されている。現在の計画(11次防)は、平成20年度から24年度までの5ヵ年間を計画期間としたもので、今年3月で計画期間を終える。

第12次の労働災害防止計画(案)は、平成25年度から29年度までを計画期間として、計画の全体目標に、死亡者数・休業4日以上の死傷者数とも24年と比較して、29年までに15%以上減少させることを掲げている。また、業種ごとの数値目標を示しており、建設業は5年間で死亡者数20%以上減少、製造業は同5%以上減少を掲げた。第3次産業についても、小売業と飲食店の休業4日以上の死傷者数を5年間で20%以上減少させる目標などを示している。

答申を得た同省では、24年度内に第12次の労働災害防止計画を官報公示する予定。