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中小企業の安全衛生活動の基盤を10項目で評価

~中災防・25年4月から新たな評価事業を開始~

中央労働災害防止協会(米倉弘昌会長)は、安全衛生の向上を目指す中小企業の基本的な安全衛生活動とそれを継続するための基盤について評価する「中小企業労働安全衛生評価事業」を25年4月から開始する。

同事業は、リスクアセスメント(職場に存在する危険性または有害性を特定して評価し、その結果に基づき危険を除去、低減する先取り安全の手法)や基本的な日常の安全衛生活動が実施され、かつ、これらの取組みを継続していく基盤があると認められる規模300人以下の中小企業が対象。

評価の内容は、経営トップによる安全衛生方針の表明や安全衛生管理体制の整備、リスクアセスメントや日常の安全衛生活動の実施など、全部で10項目(必須)。

企業は、評価を得ることによって、登録証の付与及び同協会ホームページへの掲載等により、安全衛生活動の積極的な取組みが社会的に周知され、企業のイメージ(社会的責任)や社員の安全衛生意識などの向上、また、安全衛生活動の質が向上することで生産性の向上も期待できるなどのメリットがある。

料金は、基本コース31万5000円(税込み)、他にオプションコース(42万円)などもある(同協会賛助会員には割引料金適用)。詳しくは、同協会技術支援部マネジメントシステム推進センター(電話・03-3452-6404)まで。