24年４月～25年１月の労災保険給付の支払状況

～前年同期比1.4%増の6290億円～

厚生労働省は、平成24年度の労災保険事業の保険給付支払状況(25年1月末現在。速報値)をまとめた。それによると、24年4月～25年1月における保険給付支払額は6290億1700万5000円となっており、前年同期と比べて1.4%増加している。

保険給付支払額を給付種類別にみると、最も多いのは年金等給付の3191億371万円(全体の50.7%)、次いで、療養補償給付1826億5926万円(同29.0%)、休業補償給付857億5516万3000円(同13.6%)、障害補償一時金270億4789万8000円(同4.3%)などの順となっている。

また、業種別にみた保険給付支払額では、最も多いのは建設事業の1906億6667万5000円(全体の30.3%)、次いで、その他の事業1620億6433万6000円(同25.8%)、製造業1602億5538万6000円(同25.5%)となっており、これら3業種で全体の8割以上を占めている。