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派遣労働者の3割が年収200万円~300万円

~厚労省・派遣労働者の実態アンケート結果~

厚生労働省は、「労働者派遣の実態に関するアンケート調査」の結果をまとめた。調査は、派遣元事業所1万ヵ所、派遣先事業所2万ヵ所、派遣労働者2万人を対象に、昨年12月実施したもの。

調査結果の中から、派遣労働者の受入れに関してみると、派遣労働者を受入れている事業所は22.4%、受入れていない事業所は77.6%となっている。派遣の受入期間制限(自由化業務)について、1年を超えて3年までの期間を定めている事業所が56.2%、定めていない事業所が43.8%となっている。定めている期間をみると、「3年」が65.3%で最も多い。

次に、派遣労働者の就業状況をみると、過去1年間の派遣就労による収入は、「200万円~300万円未満」が最も多く29.9%、次いで、「100万円~200万円未満」と「300万円~400万円未満」がともに17.4%、「400万円~500万円未満」10.0%――などとなっている。また、現在行っている派遣業務をみると、「物の製造」が19.0%と最も多く、ほかでは、「ソフトウェア開発」12.6%、「事務用機器操作」11.3%、「一般事務」10.3%――などとなっている。