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大学で3割、高校では4割の新卒者が3年以内に離職

~厚労省・22年3月卒業者を対象に集計~

厚生労働省はこのほど、新規学校卒業就職者の離職状況をまとめた。それによると、平成22年3月に新たに学校を卒業して就職した者のうち、高校卒では39.2%、大学卒では31.0%の者が3年以内に離職してることが分かった。

これは、事業所がハローワークに届け出た雇用保険のデータをもとに推計したもの。調査結果によれば、22年3月に大学を卒業し就職した36万5500人のうち、3年目までに離職したのは11万3390人(離職率31.0%)。また、高校卒では、就職者数15万1813人、離職者数5万 9586人(離職率39.2%)となっている。

大学卒3年目までの離職率を産業別にみると、最も高いのは、「宿泊業、飲食サービス業」の51.0%、次いで、「教育、学習支援業」 48.9%、「生活関連サービス業、娯楽業」45.4%、「不動産業、物品賃貸業」39.6%、「小売業」37.7%、「医療、福祉」37.7%の順と なっている。一方、「製造業」(17.6%)や「金融・保険業」(19.6%)では20%未満の離職率となっている。