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年休の取得率は2年ぶりに低下し47.1%

~厚労省・25年就労条件総合調査結果~

厚生労働省は、平成25年「就労条件総合調査」の結果をまとめた。この調査は、常用労働者30人以上の民営企業約6100社を対象に、労働時間制度、賃金制度などについて、平成25年1月1日時点(年間については平成24年ないし平成23会計年度)で行っている。

調査結果の中から、労働時間制度についてみると、「何らかの週休2日制」を採用している企業割合は85.3%(前年88.7%)で、「完全 週休2日制」は46.0%(同44.5%)となっている。また、年次有給休暇の取得状況をみると、1年間の付与日数(繰越分は除く)は労働者1人平均 18.3日(前年18.3日)、そのうち労働者が取得した日数は8.6日(同9.0日)で、取得率は47.1%となり前年(同49.3%)より2.2ポイ ント低下した。取得率が前年を下回ったのは2年ぶりとなる。

次に、変形労働時間制の導入状況をみると、採用している企業割合は51.1%となっており、前年(51.3%)より0.2ポイント低下し た。種類別(複数回答)では、1年単位の変形制が32.3%(前年33.3%)、1か月単位の変形制が16.6%(同15.8%)、フレックスタイム制が 5.0%(同5.2%)となっている。みなし労働時間制の導入状況は、採用している企業割合は10.8%となっており、前年(11.9%)より1.1ポイ ント低下した。種類別(複数回答)では、事業場外労働のみなし制が9.2%(前年10.4%)、専門業務型裁量労働制が2.2%(同2.3%)、企画業務 型裁量労働制が0.8%(同0.7%)となっている。