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平成30年度の石綿関連疾病の労災支給決定は1057件~厚生労働省まとめ~



厚生労働省は、平成30年度における石綿による疾病に関する労災保険給付などの請求・決定状況(速報値)
をまとめた。
それによると、石綿(アスベスト)による肺がん、中皮腫などの労災保険給付の請求件数は1163件(石綿肺を除く)
となっており、前年度(1085件)と比べ78件(7.2%)の増加となった(前年度の件数は確定値。以下同じ)。
これを疾病別にみると、肺がん413件(前年度443件)、中皮腫648件(同571件)、良性石綿胸水35件(同25件)、
びまん性胸膜肥厚67件(同46件)となっている。
次に、支給決定件数(30年度中に請求されたものに限らない)は996件(石綿肺を除く)となっており、前年度
(987件)と比べ9件(0.9%)の増加となった。
疾病別では、肺がん376件(前年度335件)、中皮腫533件(同564件)、良性石綿胸水33件(同39件)、
びまん性胸膜肥厚54件(同49件)となっている。
また、23年度から別集計を開始した石綿肺の支給決定件数が61件(前年度52件)となっており、30年度の
支給決定件数は合計で1057件となった。
詳しくはこちらまで(厚生労働省のホームページにに移動します)。