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違反率は前年を1.1ポイント上回る73.7%に~令和4年・技能実習生の実習実施者に対する監督結果等~


厚生労働省は、令和4年に実施した外国人技能実習生の実習実施者に対する
監督指導の結果及び送検の状況などについてまとめた。
それによると、全国の労働局や労働基準監督署が監督指導を実施した
実習実施者は9829事業場で、そのうち7247事業場に労働基準法や
労働安全衛生法などの法違反が認められた(違反は実習実施者に認められたもので、
技能実習生以外の労働者に関する違反も含まれる)。
違反率は前年(72.6%)を1.1ポイント上回る73.7%となった。
主な違反内容をみると、労働基準法関係では、「割増賃金の支払」が1666事業場
(違反率16.9%)と最も多く、以下、「労働時間」1545事業場(同15.7%)、
「年次有給休暇」1441事業場(同14.7%)、「賃金の支払」997事業場(同10.1%)
などが続いている。
このほかに、労働安全衛生法関係の違反では、安全基準関係の違反が2326事業場
(違反率23.7%)、健康診断結果についての医師等からの意見聴取の違反が1583事業場
(同16.1%)などとなっている。
次に、送検状況をみると、件数は21件で前年(25件)より4件減少している。
違反法令別では、労働基準法・最低賃金法違反が10件(前年13件)、
労働安全衛生法違反が11件(同12件)となっている。
詳しくはこちらまで(厚生労働省のホームページに移動します)。