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調査・統計

残業少なく趣味の時間持てる職場を好む者が過去最高の81.1%~日本生産性本部・若者意識アンケート結果~

公益財団法人日本生産性本部(松川昌義理事長)は、「2015秋・若者意識アンケート」の結果をまとめた。調査は、2015年春・秋に実施した同本部主催の新入社員教育プログラム等への参加者を対象に行い、有効回答を得た264通(男性189通、女性75通)について集計している。
 調査結果によると、残業について、「残業は多いが、仕事を通じて自分のキャリア、専門能力が高められる職場」と「残業が少なく、平日でも自分の時間を持て、趣味などに時間が使える職場」の二者択一で、「残業が少なく、平日でも自分の時間を持て、趣味などに時間が使える職場」と回答した割合が、設問設置の1998年以来最高の81.1%となった。
 また、「あなたは管理職になりたいですか」の設問に対しては、「なりたい」51.9%(2014年秋52.0%)、「なりたくない」48.1%(同48.0%)となっている。これを男女別にみると、男性は、「なりたい」62.0%(同65.5%)、「なりたくない」38.0%(同34.5%)、一方、女性は、「なりたい」27.0%(同27.2%)、「なりたくない」73.0%(同72.8%)となっている。
 管理職に「なりたい」理由としては、「より高い報酬を得たい」が45.6%(2014年秋27.0%)と最も多く、次いで、「自身の裁量で仕事を進めたい」22.4%(同19.7%)、「様々な業務に挑戦したい」20.1%(同36.0%)の順となっている。逆に、管理職に「なりたくない」理由としては、「自分の自由な時間を持ちたい」が42.4%(同46.8%)と最も多く、以下、「組織に縛られたくない」18.4%(同14.0%)、「専門性の高い仕事がしたい」17.6%(同19.6%)と続いている。