26年度の派遣労働者数は約263万人～厚労省・派遣事業報告の集計結果～

　厚生労働省は、「平成26年度労働者派遣事業報告書の集計結果」をまとめた。
　それによると、実際に派遣された労働者数は、一般労働者派遣事業は、常時雇用労働者が55万1676人（対前年度比5.4％増）、常時雇用以外の労働者（常用換算）が44万1820人（同4.7％減）、登録者が179万9187人（同4.8％増）となっている。一方、特定労働者派遣事業は、常時雇用労働者が27万9462人（対前年度比1.4％増）となっている。
　この結果、一般労働者派遣事業における常時雇用労働者及び登録者、特定労働者派遣事業の常時雇用労働者を合計した派遣労働者数は263万325人となり、前年度（251万5145人）と比べ4.6％増となった。
　次に、派遣料金（８時間換算の平均額）をみると、一般労働者派遣事業が１万7282円（対前年度比1.6％増）、特定労働者派遣事業が２万4062円（同1.6％増）となっている。また、派遣労働者の賃金の平均額（８時間換算）は、一般労働者派遣事業が１万1840円（対前年度比1.3％増）、特定労働者派遣事業が１万5408円（同0.5％減）となっている。