調査・統計
年休の取得率は2年ぶりに上昇し48.7%~厚労省・28年就労条件総合調査結果~
2017.03.01
厚生労働省は、平成28年「就労条件総合調査」の結果をまとめた。
この調査は、常用労働者30人以上の民営企業約6300社を対象に、労働時間制度、賃金制度などについて、
平成28年1月1日時点(年間については平成27年ないし平成26会計年度)で行っている。
調査結果の中から、労働時間制度についてみると、「何らかの週休2日制」を採用している企業割合は88.6%、
「完全週休2日制」は49.0%となっている。
また、年次有給休暇の取得状況をみると、1年間の付与日数(繰越分は除く)は労働者1人平均18.1日、
そのうち労働者が取得した日数は8.8日で、取得率は48.7%となり前年(同47.6%)を1.1ポイント上回り、
2年ぶりの上昇となった。
次に、変形労働時間制の導入状況をみると、採用している企業割合は60.5%となっている。
種類別(複数回答)では、「1年単位の変形制」34.7%、「1か月単位の変形制」23.9%、
「フレックスタイム制」4.6%となっている。
みなし労働時間制の導入状況は、採用している企業割合は11.7%となっている。
種類別(複数回答)では、「事業場外労働のみなし制」10.0%、「専門業務型裁量労働制」2.1%、
「企画業務型裁量労働制」0.9%となっている。
詳しくはこちらまで(厚生労働省のホームページに移動します)。