調査・統計
度数率は1.63、強度率は0.10に~28年・労働災害動向調査結果~
2017.04.25
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厚生労働省は、平成28年「労働災害動向調査(事業所調査・規模100人以上及び総合工事業調査)」の
結果をまとめた。
まず、事業所調査の結果をみると、度数率(100万延べ実労働時間当たりの労働災害による死傷者数で、
災害発生の頻度を表す)は1.63(前年1.61)、強度率(1000延べ実労働時間当たりの労働損失日数で、
災害の重さの程度を表す)は0.10(同0.07)となっている。
また、死傷者1人平均の労働損失日数は60.0日(前年41.0日)となっている。
産業別にみた度数率、強度率は、度数率が最も高いのは、「農業、林業」の4.31(前年4.68)、次いで、
「生活関連サービス業、娯楽業」(一部の業種に限る)3.90(同3.92)、「宿泊業、飲食サービス業」
(旅館、ホテルに限る)3.28(同3.40)、「運輸業、郵便業」2.97(同3.20)の順となっている。
強度率が最も高いのは、「サービス業(他に分類されないもの)」(一部の業種に限る)の0.66(前年0.09)、
次いで、「建設業」(総合工事業を除く)0.17(同0.02)、「運輸業、郵便業」0.14(同0.16)、
「農業、林業」0.13(同0.09)、「生活関連サービス業、娯楽業」(一部の業種に限る)0.09(同0.31)
の順となっている。
次に、総合工事業(工事現場)についてみると、度数率は0.64(前年0.92)、強度率は0.11(同0.21)となっている。
また、死傷者1人平均の労働損失日数は168.2日(前年227.1日)となっている。
詳しくはこちらまで(厚生労働省のホームページに移動します)。