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調査・統計

求人票の内容に係る求職者からの苦情が年間約9300件~厚労省・28年度の申出等の件数まとめる~



厚生労働省は、「平成28年度ハローワークにおける求人票の記載内容と実際の労働条件の相違に係る
申出等の件数」をまとめた。
それによると、求人票の記載内容に係る求職者からの申出・苦情の件数は9299件となっており、
前年度(1万937件)と比べ1638件(15.0%)減少している。
申出等の具体的な内容をみると、「賃金に関すること」が2636件(全体の28.3%)で最も多く、次いで、
「就業時間に関すること」1921件(同20.7%)、「職種・仕事の内容に関すること」1311件(同14.1%)、
「選考方法・応募書類に関すること」1065件(同11.5%)、「休日に関すること」936件(同10.1%)
の順となっている(1件の申出等で複数の内容を含むものは、それぞれの内訳に計上)。
なお、申出等のうち、「求人票の内容が実際と異なる」件数は3608件(同38.8%)だった。
同省では、こうした相違に係る相談を受けた場合、ハローワークにおいて迅速な事実確認、
必要な是正指導などの対応を行っている。その対応状況は、上記「求人票の内容が実際と異なる」件数のうち、
是正指導の結果、「求人票の内容を変更」したものが982件(求人票の内容が実際と異なる件数の27.3%)、
「職業紹介の一時保留」が330件(同9.1%)、「求人取消」が311件(同8.6%)、
「求人票に合わせ労働条件等を変更」したものが196件(同5.4%)などとなっている。
詳しくはこちらまで(厚生労働省のホームページに移動します)。