調査・統計
生活意識が「苦しい」とした世帯が6割近くに~厚労省・30年国民生活基礎調査結果~
2019.07.03
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厚生労働省は、「平成30年国民生活基礎調査」の結果を取りまとめた。
調査は、昨年6~7月に実施している。
調査結果の中から所得等の状況(集計世帯数は約6200)についてみると、平成29年1年間の1世帯当たり
平均所得金額は「全世帯」では551万6000円(前年560万2000円)、「高齢者世帯」(65歳以上の者のみで
構成するか、またはこれに18歳未満の未婚の者が加わった世帯)が334万9000円(同318万6000円)、
「児童(18歳未満の未婚の者)のいる世帯」が743万6000円(同739万8000円)となっている。
所得の分布状況をみると、「100~200万円未満」及び「200~300万円未満」が13.7%、
「300~400万円未満」が13.6%と多い。
また、世帯主の年齢階級別1世帯当たり平均所得金額は、「50~59歳」が782万4000円で最も高く、
次いで、「40~49歳」702万2000円、「30~39歳」574万1000円の順。各種世帯の所得の種類別1世帯当たり
平均所得金額の構成割合をみると、全世帯では「稼働所得」が73.4%、「公的年金・恩給」が20.3%
となっているが、高齢者世帯では「公的年金・恩給」が61.1%、「稼働所得」が25.4%となっている。
次に、生活意識の状況(平成30年7月12日現在の意識)をみると、生活意識が「苦しい」(「大変苦しい」と
「やや苦しい」の合計)とする世帯の割合は、全世帯では57.7%(前年55.8%)、高齢者世帯では55.1%
(同54.2%)、児童のいる世帯では62.1%(同58.7%)となっている。
詳しくはこちらまで(厚生労働省のホームページに移動します)。