調査・統計
賃金の引上げ行った企業は前年を上回る90.2%〜令和元年・賃金引上げ等実態調査結果〜
2019.11.26
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厚生労働省は、令和元年「賃金引上げ等の実態に関する調査」の結果をまとめた。調査は、
民間企業における賃上げ額・率、賃上げ事情などについて実施している。
今回まとめられたのは、常用労働者100人以上の1647社について集計したもの。
調査結果によると、令和元年中に「1人平均賃金を引き上げた・引き上げる」企業割合は90.2%(前年89.7%)、
「1人平均賃金を引き下げた・引き下げる」企業割合は0.0%(同0.4%)、「賃金の改定を実施しない」企業割合は
5.4%(同5.9%)となっている。
改定額及び改定率をみると、1人平均賃金の改定額が5592円(前年5675円)、1人平均賃金の改定率が2.0%
(同2.0%)となっている。
次に、賃金の改定に当たり企業が最も重視した要素をみると、「企業の業績」をあげる企業が50.0%(前年50.4%)
と最も多く、「重視した要素はない」(13.8%)を除くと、「労働力の確保・定着」9.9%(前年9.0%)、
「雇用の維持」6.5%(同7.0%)、「世間相場」6.2%(同4.5%)と続いている。
また、賃金の改定を実施または予定していて額も決定している企業のうち、令和元年中に賃金カットを実施または
予定している企業割合は6.0%(前年6.1%)となっている。
詳しくはこちらまで(厚生労働省のホームページに移動します)。