調査・統計
年休の取得率は6年連続で上昇し56.6%~厚労省・令和3年就労条件総合調査結果~
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厚生労働省は、令和3年「就労条件総合調査」の結果をまとめた。
この調査は、常用労働者30人以上の民営企業約6400社を対象に、労働時間制度、賃金制度などについて、
令和3年1月1日時点(年間については令和2年ないし平成31(令和元)会計年度)で行っている。
調査結果の中から、労働時間制度についてみると、「何らかの週休2日制」を採用している企業割合は83.5%
(前年82.5%)、「完全週休2日制」は48.4%(同44.9%)となっている。
また、年次有給休暇の取得状況をみると、1年間の付与日数(繰越分は除く)は労働者1人平均17.9日(前年18.0日)、
そのうち労働者が取得した日数は10.1日(同10.1日)。
そして、取得率は56.6%となり、前年(56.3%)を0.3ポイント上回り6年連続して上昇した。
次に、変形労働時間制の導入状況をみると、採用している企業割合は59.6%(前年59.6%)となっている。
種類別(複数回答)では、「1年単位の変形制」31.4%(前年33.9%)、「1か月単位の変形制」25.0%(同23.9%)、
「フレックスタイム制」6.5%(同6.1%)となっている。
みなし労働時間制の導入状況は、採用している企業割合は13.1%(前年13.0%)となっている。
種類別(複数回答)では、「事業場外労働のみなし制」11.4%(前年11.4%)、「専門業務型裁量労働制」2.0%(同1.8%)、
「企画業務型裁量労働制」0.4%(同0.8%)となっている。
勤務間インターバル制度の導入状況をみると、「導入している」が4.6%(前年4.2%)、「導入を予定又は検討している」が
13.8%(同15.9%)、「導入予定はなく、検討もしていない」が80.2%(同78.3%)となっている。
詳しくはこちらまで。