調査・統計
年休の取得率は7年連続で上昇し58.3%~厚労省・令和4年就労条件総合調査結果~
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厚生労働省は、令和4年「就労条件総合調査」の結果をまとめた。
この調査は、常用労働者30人以上の民営企業約6400社を対象に、労働時間制度、賃金制度などについて、
令和4年1月1日時点(年間については令和3年ないし令和2会計年度)で行っている。
調査結果の中から、労働時間制度についてみると、「何らかの週休2日制」を採用している企業割合は
83.5%(前年83.5%)、「完全週休2日制」は48.7%(同48.4%)となっている。
また、年次有給休暇の取得状況をみると、1年間の付与日数(繰越分は除く)は労働者1人平均17.6日
(前年17.9日)、そのうち労働者が取得した日数は10.3日(同10.1日)。
そして、取得率は58.3%となり、前年(56.6%)を1.7ポイント上回り7年連続して上昇した。
次に、変形労働時間制の導入状況をみると、採用している企業割合は64.0%(前年59.6%)となっている。
種類別(複数回答)では、「1年単位の変形制」34.3%(前年31.4%)、「1か月単位の変形制」26.6%
(同25.0%)、「フレックスタイム制」8.2%(同6.5%)となっている。
みなし労働時間制の導入状況は、採用している企業割合は14.1%(前年13.1%)となっている。
種類別(複数回答)では、「事業場外労働のみなし制」12.3%(前年11.4%)、「専門業務型裁量労働制」2.2%
(同2.0%)、「企画業務型裁量労働制」0.6%(同0.4%)となっている。
勤務間インターバル制度の導入状況をみると、「導入している」が5.8%(前年4.6%)、
「導入を予定又は検討している」が12.7%(同13.8%)、「導入予定はなく、検討もしていない」が80.4%
(同80.2%)となっている。
詳しくはこちらまで。