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調査・統計

年休の取得率は8年連続で上昇し62.1%~厚労省・令和5年就労条件総合調査結果~


厚生労働省は、令和5年「就労条件総合調査」の結果をまとめた。
この調査は、常用労働者30人以上の民営企業約6400社を対象に、
労働時間制度、賃金制度などについて、令和5年1月1日時点
(年間については令和4年ないし令和3会計年度)で行っている。
調査結果の中から、労働時間制度についてみると、「何らかの週休2日制」を
採用している企業割合は85.4%(前年83.5%)、「完全週休2日制」は53.3%
(同48.7%)となっている。
また、年次有給休暇の取得状況をみると、1年間の付与日数(繰越分は除く)は
労働者1人平均17.6日(前年17.6日)、そのうち労働者が取得した日数は10.9日
(同10.3日)。そして、取得率は62.1%となり、前年(58.3%)を3.8ポイント上回り
8年連続して上昇した。
次に、変形労働時間制の導入状況をみると、採用している企業割合は59.3%
(前年64.0%)となっている。
種類別(複数回答)では、「1年単位の変形制」31.5%(前年34.3%)、
「1か月単位の変形制」24.0%(同26.6%)、「フレックスタイム制」6.8%
(同8.2%)となっている。
みなし労働時間制の導入状況は、採用している企業割合は14.3%(前年14.1%)となっている。
種類別(複数回答)では、「事業場外労働のみなし制」12.4%(前年12.3%)、
「専門業務型裁量労働制」2.1%(同2.2%)、「企画業務型裁量労働制」0.4%
(同0.6%)となっている。
勤務間インターバル制度の導入状況をみると、「導入している」が6.0%(前年5.8%)、
「導入を予定又は検討している」が11.8%(同12.7%)、「導入予定はなく、検討もしていない」が
81.5%(同80.4%)となっている。
詳しくはこちらまで(厚生労働省のホームページに移動します)。