法令関係
法違反率は前年より上昇、送検件数も増加~27年・自動車運転者使用事業場の監督指導結果~
2016.09.20
厚生労働省は、自動車運転者を使用する事業場に対する平成27年の監督指導状況、送検状況を取りまとめた。
それによると、監督指導を行った3836事業場のうち、3258事業場に何らかの労働基準関係法令違反が認められた(違反率84.9%)。
法違反率は前年(82.9%)と比べ2.0ポイントの上昇となっている。
また、自動車運転者の労働時間等の改善のための基準(平成元年労働省告示第7号。通称・改善基準告示)の
違反が認められた事業場数は2429事業場となっている(違反率63.3%)。
改善基準告示違反率は前年(60.7%)と比べ2.6ポイントの上昇。
業種別の法違反率は、トラック85.9%(前年83.6%)、バス81.4%(同74.4%)、
ハイヤー・タクシー84.4%(同87.3%)などとなっている。
また、業種別の改善基準告示違反率は、トラック69.9%(前年66.7%)、バス54.4%(同56.1%)、
ハイヤー・タクシー42.8%(同41.0%)などとなっている。
次に、送検の状況をみると、労働基準関係法令違反により送検した件数は60件(前年56件)となっている。
業種別の送検件数は、トラック52件(前年40件)、バス1件(同3件)、ハイヤー・タクシー4件(同6件)となっている。
詳しくはこちらまで(厚生労働省のホームページに飛びます)。