ワーク・エンゲイジメント ポジティブ・メンタルヘルスで活力ある毎日を
カテゴリー | ー 健康管理・産業保健 |
---|---|
著者 | 島津 明人 |
編者/編著者/編集 | |
監修 | |
発行 | 労働調査会 |
発行日 | 2014-07 |
判型/頁数 | A5判/160頁 |
価格 | 1,650円(税抜価格1,500円) |
送料 | 【1部 330円税込】 ご注文の合計部数により料金を設定しています。詳細はこちらまで |
ISBN | 978-4-86319-434-2 |
備考 | |
制作 |
【要約】
現在、「ワーク・エンゲイジメント」(以下、W・E)という新しいメンタルヘルス対策の概念が国内外で注目されています。W・Eとは、仕事に誇りを持ち、エネルギーを注ぎ、仕事から活力を得ていきいきしている状態のことです。いきいき働くことで、人間の持つ強みやパフォーマンスが上がり、組織面、経営面での成長につながります。
本書は、日本の就業状況を踏まえ、ポジティブな側面からメンタルヘルス対策に取り組むことで、健康でいきいきと毎日を過ごすためのポイントを、初心者にもわかりやすくまとめたものです。経営者や管理職、メンタルヘルス担当者だけでなく、一般の従業員の方々一人ひとりに読んでいただきたい一冊となっています。
【目次】
はじめに
序論 健康でいきいきと働くことはなぜ重要?~ワーク・エンゲイジメントを知る前に~
1 シャウフェリ教授の言葉
2 産業保健心理学
3 日本のメンタルヘルス対策:最近の状況
4 職場のメンタルヘルス:考え方と進め方
5 近年の社会経済状況の変化
6 視野の拡大が必要に
7 これからの職場のメンタルヘルス対策:産業保健と経営との協調
8 共通目標としてのワーク・エンゲイジメント
第1部 ワーク・エンゲイジメント
第1章 ワーク・エンゲイジメントとは?
1 2つの考え方
2 ワーク・エンゲイジメントの定義
3 ポジティブな感情はなぜ重要か?
4 ワーク・エンゲイジメントと関連する概念
5 ワーク・エンゲイジメント vs. ワーカホリズム
第2章 ワーク・エンゲイジメントの機能
1 ワーク・エンゲイジメントを高めるもの
2 ワーク・エンゲイジメントの結果
3 仕事の要求度-資源モデルとワーク・エンゲイジメント
4 エンゲイジメントの伝播
5 ワーク・エンゲイジメントの測定
第2部 健康でいきいきと働くために
第3章 従業員個人でできる工夫
1 仕事への自信を高める
2 キャリアの道筋をつける
3 ポジティブな感情を生み出す
4 ジョブ・クラフティング
第4章 組織ができる工夫(1)上司のマネジメント
1 キーパーソンとしての上司
2 報われない努力が無気力を招く
3 学習性無力状態
4 行動-結果の随伴性
5 学習性無力状態の実験から学べること
6 努力―報酬不均衡モデル
7 山本五十六の言葉
8 どのようにほめるか?
9 活力を高めるためのコミュニケーション
第5章 組織ができる工夫(2)健康的な職場づくり
1 本当に健康的な職場とは?
2 健康的な職場づくりに向けて
3 6つのポイント
第6章 生活全体の見直し
1 職場外の要因に注目する背景
2 長期休暇
3 週末の過ごし方
4 リカバリー経験
5 ストレス対処としての気晴らし
6 「いかに働くか」から「いかに休むか」へ
7 ワーク・ライフ・バランス
8 おわりに