要約

製造業における労働災害は長期的には減少傾向にありますが、減少の度合はゆるやかになっており、今なお年間約180人の尊い命が失われ、休業４日以上の労働災害は2万６千人以上となっているなど、一層の努力をしていかなければならない状況です。
本書は、製造業で行われる数多くの作業の中から重要性が高く応用範囲の広い作業を選定し、それぞれの作業について「管理監督者が行う事項」及び「作業者の遵守事項」を明確にしたテキストです。事業場での安全衛生教育などに最適な１冊です。

目次

はじめに
1. 基本作業
安全の一般心得
物の置き方・積み方、整理・整頓
保護具
防火・消火
救急

2. 工具作業
工具作業（ハンマー）
工具作業（タガネ）
工具作業（スパナ・レンチ）
工具作業（ヤスリ）
工具作業（グラインダー）

3. 運搬作業
運搬作業（人力運搬）
運搬作業（台車等）
運搬作業（コンベヤー）
運搬作業（フォークリフト）
運搬作業（クレーン運転・玉掛け）
運搬作業（自動搬送機）

4. 機械取り扱い作業
機械取り扱い作業(共通)
機械取り扱い作業(旋盤)
機械取り扱い作業(ボール盤)
機械取り扱い作業(フライス盤)
機械取り扱い作業(研削盤)
機械取り扱い作業(プレス機械・シャー)
機械取り扱い作業(丸のこ盤)
機械取り扱い作業(帯のこ盤)
機械取り扱い作業(産業用ロボット)
機械取り扱い作業(食品加工用・食品包装機械)

5. 有害な化学物質の製造・取り扱い作業
有害な化学物質の製造・取り扱い作業（一般）
有害な化学物質の製造・取り扱い作業（有機溶剤）
有害な化学物質の製造・取り扱い作業（鉛）
有害な化学物質の製造・取り扱い作業（特定化学物質）

6. 有害作業
粉じん作業
騒音作業
酸素欠乏等危険作業

7. 資料
化学設備の非定常作業における安全衛生対策のためのガイドライン
自動化生産システムの非定常作業における安全対策のためのガイドライン