要約

50人以上の規模の事業場において選任義務のある衛生管理者ですが、衛生管理者の活動の範囲は大変幅広く、また、業種や規模によっては衛生管理者の職務を兼任で担当している方が多い現実もあり、「衛生管理者に選任されたけど、まず何を行えばいいか」と実践に尻込みするケースが見受けられます。
本テキストは、経験の浅い衛生管理者がその職務を実践的に理解し、具体的な活動を行うための手法を時系列にまとめてあります。また、各章において、事業場で応用可能な書式の作成例やチェック表などを豊富に掲載しました。
衛生管理担当者必携の一冊。

目次

巻頭特集　衛生管理者に関わる最近の法改正のポイント
第１章　衛生管理者の職務
１ 労働衛生とは
２ 衛生管理者とは
３ 安衛法上の位置づけ
４ 衛生管理者への期待
第２章　安全衛生管理体制の整備
１ 安全衛生管理体制
２ 安全衛生管理規程（体系）
３ 安全衛生年間計画　（労働安全衛生マネジメントシステムの運用）
４ 安全・衛生委員会
第３章　職場の労働衛生管理の実際
１ 問題点（課題）を知る
２ “あるべき姿”の確認
３ 現状・現実の把握
４ 問題点の洗い出しと対策検討
５ 職場巡視
６ 問題解決のための安全衛生年間計画
第４章　報告書の作成
１ 総括安全衛生管理者・安全管理者・衛生管理者・産業医選任報告
２ 新規化学物質（製造　輸入）届
３ 確認申請書
４ 安全衛生教育実施結果報告
５ 健康診断個人票（雇入れ時）
６ 健康診断個人票（定期）
７ 海外派遣労働者健康診断個人票（派遣前・帰国後）
８ 定期健康診断結果報告書
９ 心理的な負担の程度を把握するための検査結果等報告書
10 健康管理手帳交付申請書
11 健康管理手帳（書替　再交付）申請書
12 労働者死傷病報告-死亡・休業４日以上の場合-
13 労働者死傷病報告-休業４日未満の場合-
第５章　労働衛生に関する資料
１ 業種別届出・申請等手続き
２ 危険・有害業務を行う上で必要な資格等
（１）特別教育を必要とする業務
（２）就業制限に係る業務（免許・技能講習）
（３）作業主任者を選任すべき作業（免許・技能講習）
３ 事業場の労働衛生管理状況チェックリスト
４ 労働衛生情報の入手先
（１）関連機関等
（２）参考サイト
５ 労働衛生用語の解説