主なき安全~リスクアセスメントの暴走~
カテゴリー | ー 安全衛生 |
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著者 | |
編者/編著者/編集 | 濵田 勉 著 |
監修 | |
発行 | 労働調査会 |
発行日 | 2010-05-20 |
判型/頁数 | A5判/268頁 |
価格 | 1,650円(税抜価格1,500円) |
送料 | 【1部 330円税込】 ご注文の合計部数により料金を設定しています。詳細はこちらまで |
ISBN | 978-4-86319-131-0 |
備考 | |
制作 |
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要約
手法論だけが先行している感のあるリスクアセスメント。手段手法を入口としているところから誤解が始まっています。リスクアセスメントを正しく導入、展開するためには、「リスクの概念」を正しく理解することが第一歩なのです。本書は、これまでのようなマニュアル重視のHow To本とは一線を画し、リスクアセスメントの本質をあまねく解説しています。人の命に関わることだから、今こそ真剣に安全を考えるときです。閉塞感を感じている方々に、ぜひ読んでいただきたい1冊です。
【目次】
1 素朴な疑問 ~何気なくやっていること~
張り紙
マニュアルなど
チェックリスト
不注意
「伝える」と「伝わる」
2 ゼロイチからの脱却
モータースポーツ
知るということで気づいて傷ついて
「健診」と「検診」
標準化の功罪
3 ものがたりとプロセス
桃太郎のプロセスへの疑問
従来活動はプロセスを評価していない
4 天動説から地動説へ
統計から考える
無災害継続は、安全の証にはならない
危険感受性って何?
ルールの遵守と徹底?
ところで「安全」とは何?
世の中は危険しかないのか?
「安全」と「安心」
安全が確認された証 ~リスクアセスメント入口の壁~
5 リスクアセスメント
リスク≠危険 ~日本のDNA?~
災害にもシナリオがある
言葉を大切に ~用語の定義~
危険源
危険状態
危険事象
回避の可能性
危害 ~シナリオの結果~
「発生確率」と「ひどさ」を組み合わせる
リスクをアセスメントする ~思想の転換~
6 リスクアセスメントの誤解
シナリオを描く前に
評価表に記入することが仕事?
「KY」や「ヒヤリ・ハット」
ハード対策までがセット化されて
災害のシナリオで対策の効果を確認
対策!完了! ~日本のDNA?~
完了がないから妥当性を主張
できない言い訳より、できる方策
7 包括的な考え方へ
えせコンプライアンス
ISOの誤解
リスクという考え方を軸として
リスクアセスメントで何を実現するのか
悪い情報は隠れる
安全配慮義務
従来の災害防止活動との整理
反省 ~「安全第一」と「判断」~
反省 ~時間軸の本質安全化のために~
反省 ~本質安全化・部品は商品~
プライドとの戦い
QCDSME&コンプライアンスは総合的に
決意 ~トップの決意 方針表明~
かなえる夢 ~確からしさの向上~
■寄稿集
すれ違う言葉・噛み合わない心 ~言葉の理解から心の理解へ~
スローワークを考える ~考えることをやめないために~
一生懸命やらないこと
葉桜の季節から
実現する夢
デジタルからアナログへ ~失われたことを取り戻すために~
昔話とリスクアセスメント
遠い夏の想い出 ~失った「自然」を求めて~
かなえる夢 ~確からしさの向上~
『想い』 ~世界遺産に通ずるもの~