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要約

働くためのルール・約束である「就業規則」は、もちろん法令順守、会社を守るために必要ですが、その作り方、運用の仕方次第では、職場の環境を大きく改善させることもできるのです。就業規則を効果的にマネジメントに取り入れることで、働きやすい職場環境の整備、従業員の満足度、そして会社の業績アップにつなげることも可能。小さな会社でも社員がいきいき元気に働くことができるための就業規則とは？　モデル就業規則から一歩すすんだ、オリジナルな就業規則をつくるためのヒントがつまった１冊。

【目次】

プロローグ　（事例）佐藤さんの転職

第１章 なぜ就業規則で職場が変わり、売り上げが伸びるのか？

1. 労働トラブルは増え続けている
2. 就業規則は会社を変えるマニュアル
3. そもそも就業規則とは
4. 従業員のやる気を増やし、ムダ・リスクを減らす
5. 経営理念が就業規則の重みを変える

〈ちょっと休憩よもやま話〉丁稚（でっち）の労働条件

第２章 ムダな経費を削減するためのルール

1. 社長の机で眠る就業規則（事例）
2. こんな就業規則はいらない
3. 小さなムダ～大きなムダ
4. 口頭から文書へ
5. 就業規則でムダを削減

〈ちょっと休憩よもやま話〉中国の就業規則

第３章 リスクを回避するためのルール

1. 突然の内容証明郵便（事例）
2. さまざまな労働トラブル
3. 未払い残業代倒産の恐怖
4. ハラスメントは水面下で起こっている
5. 就業規則でリスクを回避

〈ちょっと休憩よもやま話〉だれが労働者でしょう？

第４章 やる気が出るためのルール

1. そんな会社、辞めたほうがいいよ（事例）
2. 従業員は何に満足し、何にストレスを感じるのか
3. 賃金を上げてもやる気は出ない
4. やる気を出すためのベースは安心、安定
5. 就業規則でやる気を引き出す

〈ちょっと休憩よもやま話〉社歌のすすめ

第５章 ルールを作り・守る風土が、職場を変える

1. 職場を変え、売り上げを伸ばすための就業規則ですよ！
2. だれがいつ作るのか？
3. 周知とは広く知らせること
4. 就業規則に完成はない
5. 作る→守る→見直す→改訂する

エピローグ　（事例）佐藤さんが変わるとき