労働・社会保険

労災保険業務上疾病認定基準の医学的解説 <脳・心臓疾患編>

カテゴリー ー 労働・社会保険
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編者/編著者/編集 労働調査会出版局 編
監修
発行
発行日 2006-06-20
判型/頁数 A5判/372頁
価格 3,300円(税抜価格3,000円)
送料 【1部 330円税込】
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ISBN 4-89782-903-8
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要約

業務上疾病の基本的な考え方から業務上疾病認定基準についての概要を分かりやすく説明するとともに、脳・心臓疾患の認定基準を、専門検討会報告書より医学的な観点から解説。

【目次】

第1章 業務上疾病の基本的な考え方

1 疾病の概念
(1)疾病の一般的概念
(2)業務上疾病に関する概念
2 疾病の原因に関する概念
(1)素因
(2)基礎疾患と既存疾病
3 認定の基本的考え方
(1)業務遂行性
(2)業務起因性
4 複数の原因が競合する場合の認定
(1)業務による有害因子と業務以外の要因の両方が認められる場合
(2)基礎疾患又は既存疾病が増悪した場合
5 業務上疾病に付随する疾病の認定

第2章 業務上疾病認定基準について

1 認定基準の性格等
2 認定基準による業務起因性の判断
3 認定基準の運用等

第3章 脳血管疾患及び虚血性心疾患等(負傷に起因するものを除く。)の認定基準

第1節 認定基準策定の背景

1 脳・心臓疾患等の現状
(1)人口動態統計からみた脳・心臓疾患の現状
(2)労働者健康状況調査からみた労働者の健康状態
2 脳・心臓疾患の認定基準改正の経緯
3 主な改正点
(1)対象疾病を「疾患及び関連保健問題の国際統計分類第10回修正」(ICD-10)に基づく疾患名とされたこと
(2)長期間にわたる疲労の蓄積を業務による明らかな過重負荷として考慮することとされたこと
(3)業務の過重性を客観的かつ合理的に評価するため、負荷要因と要因ごとの負荷の程度を評価する視点が示されたこと

第2節 脳と心臓の解剖と生理

1 脳の解剖と生理
(1)はじめに
(2)脳のあらまし
(3)髄膜
(4)脳室
(5)脳の区分
(6)大脳半球
(7)間脳
(8)脳幹
(9)小脳
(10)脳神経
(11)脳の血液循環
2 心臓の解剖と生理
(1)はじめに
(2)心臓のあらまし
(3)心臓の構造
(4)心臓に分布する血管(冠循環)
(5)刺激伝導系
(6)その他

第3節 医学的解説

第1 基本的な考え方
第2 対象疾病
1 脳血管疾患
(1)脳内出血(脳出血)
(2)くも膜下出血
(3)脳梗塞
(4)高血圧性脳症
2 虚血性心疾患等
(1)心筋梗塞
(2)狭心症
(3)心停止(心臓性突然死を含む。)
(4)解離性大動脈瘤
第3 認定要件
第4 認定要件の運用
1 脳・心臓疾患の疾患名及び発症時期の特定について
(1)疾患名の特定について
(2)発症時期の特定について
2 過重負荷について
(1)異常な出来事について
(2)短期間の過重業務について
(3)長期間の過重業務について
第5 その他
1 脳卒中について
2 急性心不全について
3 不整脈について

第4節 脳・心臓疾患のリスクファクター

1 脳血管疾患のリスクファクター
(1)リスクファクターの概要
(2)疾患別のリスクファクター
(3)リスクファクター各論
(4)脳血管疾患に対するリスクファクターの相対的リスクないしオッズ比
2 虚血性心疾患等のリスクファクター
(1)リスクファクターの概要
(2)リスクファクターの影響判定
(3)リスクファクター各論
(4)虚血性心疾患に対するリスクファクターの相対的リスクないしオッズ比
3 リスクファクターの改善による発症のリスクの低下

参考資料1

□ 関係法令
・労働基準法(昭和22年法律第49号)(抄)
・労働基準法施行規則(昭和22年厚生省令第23号)(抄)
・労働者災害補償保険法(昭和22年法律第50号)(抄)
2 認定基準及び関連通達
・脳血管疾患及び虚血性心疾患等の認定基準について(昭和62年10月26日 基発第620号)
・脳血管疾患及び虚血性心疾患等(負傷に起因するものを除く。)の認定基準について(平成13年12月12日 基発第1063号)
・脳血管疾患及び虚血性心疾患等(負傷に起因するものを除く。)の認定基準の運用上の留意点等について(平成13年12月12日 基労補発第31号)

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