要約

高齢による身体機能の低下や交通事故による負傷など、在宅介護の問題は突然生じることがある。本書は、在宅における介護について、介護の基本事項および介護の実際（食事介助、排泄、入浴介助・身体清潔等）について、具体的にどのように行えばよいかイラストをふんだんに使用して分かりやすく解説している。改訂版では着替え、シーツ交換の項目を追加し、足浴、洗髪についてより詳細に解説した。

【目次】

第１　在宅介護とは

１　自宅で介護を行うこととなったら

２　介護の基本

(1)　自己決定の尊重
(2)　生活の継続性の尊重
(3)　持てる能力の活用

３　介護を無理なく続けるために

(1)　ひとりで介護を抱え込まない
(2)　積極的に介護サービスを利用する
(3)　現状を受け入れる
(4)　介護される側の気持ちを尊重する
(5)　効率的な介護のやり方を考える

第２　在宅介護の実際

１　食事介助

(1)　食事に当たってのポイント
(2)　誤嚥（誤って飲み込む）を防ぐには
(3)　寝たまま食べるとき
(4)　ベッドサイドに座って食べるとき
(5)　車いすに座って食べるとき
(6)　視覚障害があるとき
(7)　腕や手に障害があるとき

２　排泄介助

(1)　排泄の基本
(2)　麻痺のある方の排尿と排便

３　清潔介助

(1)　入浴
(2)　介助浴
(3)　手浴
(4)　足浴
(5)　全身清拭
(6)　陰部の清拭
(7)　ベッドでの洗髪
(8)　洗面介助
(9)　衣類交換
(10)　シーツ交換
参考資料　介護保険制度のあらまし